【初心者向け】分配型と再投資型どっちがいい?投資信託の選び方をわかりやすく解説!
投資信託を選ぶときに必ず出てくるのが、「分配型」と「再投資型」の違い。 最近は新NISAの開始により、投資を始めたばかりの方も増えてきましたが、「どっちを選べばいいの?」と迷っている方も多いのではないでしょうか。
実際、僕も最初は「分配金が出る=良いファンド」と思っていました。 でも、調べていくうちに、分配型と再投資型にはそれぞれ違うメリットとデメリットがあることに気づきました。
今回は、そんな「分配型と再投資型」の違いを、初心者にもわかりやすく解説していきます。 自分に合った投資信託を選びたい人の参考になればうれしいです。
そもそも分配型と再投資型の違いって?
投資信託には大きく分けて2種類あります。 それが「分配型」と「再投資型」です。
- 分配型:運用益の一部を定期的に分配金として受け取るタイプ
- 再投資型:運用益をファンド内で再投資し、基準価額の上昇で資産を増やしていくタイプ
たとえば、フィデリティ・米国株式ファンドDコースは分配型の代表例で、年4回の分配金が期待できます。 一方、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)などは再投資型で、分配金を出さずに資産成長を目指します。
フィデリティ・米国株式ファンドDコース詳しくは→こちら
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)詳しくは→こちら

分配型のメリット・デメリット
メリット1:配当収入として受け取れる
一番のメリットは、分配金が定期的に入ってくることです。 これは「副収入」としての安心感があり、生活費や娯楽費に充てることもできます。
メリット2:精神的な安定感がある
基準価額が下がっていても、「とりあえず配当がもらえている」という事実が、メンタル面での安心材料になります。
デメリット1:複利効果が効きにくい
再投資をせず分配金として出してしまうため、資産の増え方はやや緩やかになります。 特に長期運用では、「複利効果」が失われるのは大きなデメリットです。
デメリット2:税金がかかる(NISA以外の場合)
分配金には所得税・住民税がかかります(約20.315%)。 NISA口座なら非課税ですが、特定口座では税金で削られる点は注意が必要です。
再投資型のメリット・デメリット
メリット1:資産を効率的に増やせる
再投資型では、得た収益を自動で再投資するため、複利効果がフルに活かされます。 特に長期投資では、この違いが最終的な資産形成に大きく影響してきます。
メリット2:課税タイミングが後になる
再投資型では、分配金が出ないので税金がかからず、資産の成長が阻害されにくいです。 実際に売却するまでは課税されないため、長期投資との相性が非常に良いです。
デメリット1:「増えている実感」が湧きにくい
毎月のように入金される分配金がないため、特に初心者には「今儲かってるの?」と不安に感じることがあります。

どっちを選ぶ?あなたの目的次第!
このように、それぞれにメリット・デメリットがあるので、「どっちが良い」というよりも「何のために投資するか?」が大切です。
- 分配型がおすすめな人:配当収入で生活費の補填をしたい、定期的な入金で安心したい人
- 再投資型がおすすめな人:将来に向けて資産を効率よく増やしたい、税金をなるべく後にしたい人
ちなみに僕自身は、新NISAの成長投資枠で分配型(Dコース)を保有しつつ、積立枠では再投資型(S&P500)を活用しています。
代表的なファンド比較
- 分配型:フィデリティ・米国株式ファンドDコース(年4回配当、為替ヘッジなし)
- 再投資型:eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)、楽天・全米株式インデックス(VTI)など
どちらのファンドも新NISA対象であり、使い方次第で資産形成にも配当生活にも活用できます。
まとめ:分配型と再投資型、正解は「目的次第」
投資信託の選び方に「これが正解!」というものはありません。 大切なのは、自分が「何を目的として投資しているのか」を明確にすることです。
セミリタイアを目指して配当を重視する人もいれば、将来の教育資金や老後資金としてコツコツ資産を増やしたい人もいるでしょう。
分配型と再投資型、それぞれの特徴を理解したうえで、自分のスタイルに合ったファンドを選ぶことが、後悔しない投資への第一歩です。
KAZE ERA LIFE LOG
自由と責任をテーマに、シングルファーザーがセミリタイアを目指すライフログです。
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