【新NISA対象】フィデリティ・米国株式ファンドDコースってどう?配当狙いのリアル視点で解説
フィデリティ・米国株式ファンドDコースとは?
「Dコース」と聞いてもピンと来ない方もいるかもしれませんが、これはフィデリティ投信が提供する米国株ファンドの一つで、特徴は“分配金重視”の設計です。
- 年4回(四半期ごと)の分配金
- 米国企業の株式に分散投資
- 為替ヘッジなし
2024年から始まった新NISA(成長投資枠)の対象というのも注目ポイント。特に「分配金を非課税で受け取りたい」層に人気です。

年4回分配の魅力と注意点
魅力:定期収入としての安心感
このファンドの最大の魅力は、年に4回の分配金。例えば1月・4月・7月・10月に定期的に受け取れるので、生活費の補助や副収入のような安心感があります。
注意点:基準価額を削って支払われることも
分配金は、必ずしも利益から支払われるわけではありません。元本を削って分配(特別分配)するケースもあるため、「配当がある=得」とは限らない点には注意が必要です。
また、分配金には通常は税金がかかりますが、NISA口座であれば非課税です。
「為替ヘッジなし」はリスク?チャンス?
為替ヘッジとは、円とドルの為替変動によるリスクを避ける仕組みですが、このファンドは「為替ヘッジなし」です。
デメリット:円高になると評価額が下がる
ドル建てで保有しているため、円高になると評価額が目減りするリスクがあります。短期目線の人には不安材料かもしれません。
メリット:円安が進めば大きなプラス
逆に、今のような円安傾向では、為替差益がプラスに働きます。2024〜2025年にかけては、為替ヘッジなしの方が利益が伸びたケースもありました。

実際に保有して感じたメリット・デメリット
僕自身はこのファンドを2025年2月に50万円分、一括購入しました。購入後から毎日500円積立してます。購入単価が戻るまで続ける予定です。
実際に保有してみての感想をまとめます。購入後暴落も経験して初めての分配は特別分配でした。
メリット
- 四半期ごとの分配金が副収入感あって嬉しい
- 下落局面でも「とりあえず配当ある」習得単価が下がる
- 米国の大型株中心なので個別株よりリスクが分散されている
デメリット
- 基準価額の上下がやや大きい(為替+株価)
- 再投資型と比べると、複利効果は弱めかも
- 分配金に税金がかかる(NISA口座なら非課税)
こんな人におすすめ
このファンドは、次のような人に特に向いています。
- 配当金で生活費を補いたい人
- 新NISAで分配金を非課税で受け取りたい人
- 為替リスクも取りつつ米国株全体に投資したい人
- ハイリスクよりも安定した大型株投資を好む人
逆に、資産形成重視で配当はいらない人には、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)などの再投資型が向いているかもしれません。
まとめ:配当重視なら一考の価値あり!
フィデリティ・米国株式ファンドDコースは、「定期的な配当を得ながら米国株に投資したい」という人にとって魅力的な選択肢です。
新NISAを使えば分配金も非課税で受け取れますし、「配当収入+値上がり益」の両面を狙える投資信託として検討する価値があります。
投資目的やライフスタイルに合わせて、積立型と分配型をうまく組み合わせるのも良い戦略です。
KAZE ERA LIFE LOG
自由と責任をテーマに、シングルファーザーがセミリタイアを目指すライフログです。
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